■ 3日目(4月29日) 【晴れ】
■ 大分(鶴崎)〜長湯温泉〜南日向泊


今朝は、りーまんさんと待ち合わせ〜
8時半に大分県庁前の約束・・・どこだ?県庁って?
フロントのお姉さんに聞いてみる。
んで地図をもらった。走る道路をピンクに塗ってくれた♪
おお、真っ直ぐ行けばあるんだ!(国道197号)
「時間で言えば20分くらいだと思います。」
お姉さん、ありがとう!
いざ、出発!

県庁らしき建物が見えず不安になった頃、
同じCB400SFとは思えない、荷物満載のりーまん号を発見!
ぴったし8時半で、すぐ出発!
かるがも走行(後ろにくっつく)でしばらく走ると、
アメリカンのバイクがコンビニから出てきた。
(@'ω'@)ん?
あ〜〜っ!スヌーピー君だ!
(フェリーでお友達になった可愛い男の子、
彼女がスヌーピー好きって話で、私は密かに彼をこう呼ぶ)(笑)
むこうも気がついてくれた♪
「また会えるなんて思ってなかったよ〜、どこ行くの?」
「湯布院に行ってきます」
「お〜じゃあ、気をつけてね〜バイバーイ」
りーまんさんは、彼に全然気がついてなかったそうです(笑)

しばらく走ると景色の良い田舎道。
いいねぇ〜気持ちいいねぇ〜(←独り言)
が、な、なんと道のあちこちに眉毛が・・・
そう、真っ黒な毛虫がモニョモニョ、
ぎょえええええええええええええ〜!
視力が良いもんで、余計な物が見えちゃうんです(笑)
一匹、プチって轢いたかも(怖)

ガニ湯の入り口

じゃ〜ん!大分県竹田市にある長湯温泉の「ガニ湯」です。
無料です、そして当然ですが混浴です(笑)
りーまん兄さんは、ザップリ入ってました。
私はカメラマンで、兄さんの入浴姿をパチリ、パチリ♪
ここは、かなりのチャレンジャー精神が無いと入れません!
丸み〜えです(笑)
あ、兄さんが脱ぎ脱ぎ中は見てないからね(汗)
しょっぱなから、九州のスゴさにドキドキです♪
兄さんはすぐそばの共同湯(100円)にも続けて入浴。
私はここの駐車場で地図を見ながら一服。
すると神戸ナンバーのバイクの男性が来ました。
「ガニ湯はここですか?」
いえいえ、すぐ上の道路の川側を見下ろすとありますよ。
勇気がいりますが、ここまで来たんだったら入らなきゃ〜!←あおる(笑)
私の連れは、今さっきまで入ってましたよ←更にあおる!
「いってきます!」←決心したらしい
「いってらっしゃ〜い♪」

さて、兄さんがツヤツヤになって帰って来るとここでお別れ〜。
私の目的のラムネ温泉は10時から営業なので、
すぐそばのコンビニで缶コーヒーを買って店先に腰掛け朝ご飯。
パンをかじっていると、コンビニの人が声をかけてきた。
「どこから来たの?」
「神奈川です」
「うへぇ、一人かい?ずいぶん遠くからだね、気をつけてね!」
「はい、ありがとうございます」
それを聞いてたお客さんも「あら〜湘南かい、気をつけてね〜」
「はい、ありがとう」
すると近所の家のお母さんが
「ちょっと、うちにあがりな〜」(おいでおいでの手招き)
「えっ?」
「そんな所で食べてないで、おいで〜」
「お、お邪魔しま〜す。えっと、えっと・・・」
「ご飯あるよ、食べないかい?」
「えぇ〜っ?」
すごい展開になってきたぞ(汗)
見ず知らずの人を、自宅に招いてご飯を勧めてくれるなんて、
九州はなんて温かいんだ(T-T)じ〜ん
で、すっごい美味しい具沢山の味噌汁をご馳走になった♪
フェリーの中で、ロクな物を食べていなかったので感激!
てか、このお母さんのおかげで、不安な気持ちが癒された。
りーまん兄さんは、もういないし、
正直、本当に一人でやっていけるのか?って気持ちでグラグラだった。
でも、お母さんと短い時間だけど、世間話をして最後励まされた時、
頑張らねばと心に誓ったよ(笑)
そろそろ、温泉も入れるよと見送られてお別れした。
ありがとう、「もも代」お母さん。

そして、可愛い雰囲気の「ラムネ温泉」

ここは石鹸やシャンプー禁止!
まぁ、汗を流せればいいかってな具合で入ってみる。
赤っぽい色の内湯(熱め)と、炭酸泉の外湯(31℃)←ちょっとヌルいんでないかいっ?
こりゃ、きっと冬には入るのは厳しいなぁ(;´Д`)
浸かっていると、身体の表面に細かい泡がいっぱい出来る。
取り払っても、すぐ出来る。おもしろい♪
しばらくすると、小さい泡どうしが、合体して身体を舐めるように 浮上するもんで、
なんとも、こそばゆいのだ(*´д`*)にょほ
お風呂の中では、四国から旦那様と観光にきているご婦人とおしゃべり。
ヌルいもんだから、すっかり話しこんで、手のひらがシワシワになちゃったよ(笑)

温泉からあがると、しばらく地図とにらめっこ。
りーまんさんに教えてもらった、大分のナイアガラの滝、
「原尻の滝」へ向かうルートを検索する・・・
頭から煙が出そう、さっぱりわからん(TωT)
この時点では、距離感さっぱり、まだ全然地図が読めてない状態。
車では、ナビにお世話になりっぱなしで、
自分でルートを探すなんて、有り得なかった。
案の定、最初っから道を読み違えて遠回り(←大バカ)
30って書かれた道を走って行くと、国道442に出た。
そこから国道502へ繋がる道は・・・
あ〜う〜もう東西南北がわからん!
こうなったら、野生の本能でひた走る(笑)
看板見っけ〜!到着!
ほっと一息、まずはご当地ソフトをペロペロ♪
そして探索!滝のまわりをグルっと歩いてお散歩。
結構ギリギリの吸いこまれそうな所まで行ってみた。

次の目的地は、
やはり、りーまん兄さんに教えてもらった「トトロのバス停」
滝を後にして、出発!
再び502号線を東へ、そして途中国道326号線(日向街道)を南へ下る。
もちろん、真っ直ぐ行けるわけがない(;´Д`)
326号線で曲がらず通り過ぎ、ひーこら戻る。
トトロ入り口を見落としてそのまま通り過ぎて、北川ダムまで行ってしまった。
まあ綺麗だったからヨシとする(笑)

やっと辿り着いた「トトロのバス停」

観光客が結構来ていた。
慣れたライダーさんに比べたら、時間かかり過ぎ(T-T)
でも、辿り着ける事に喜びを感じるようになった。

が、この後とんでもない自爆行為・・・
時刻は3時過ぎ、まだ宿も決めてないのに、
無謀にも九州最東端の鶴御崎を目指して走り出してしまった。
326を少し戻り39号線、そして国道10号線で海を目指す。
山々の中を快調に走ってる・・・と、
初めてバイクに乗ってて眠くなった(;´Д`)
危ない危ない(汗)
海に近い匂いがしてきた、道の駅やよいで休憩。

裏の河原の上を泳ぐこいのぼり

パンをかじりながら、宿を探す。
明日の夜には隼人まで行くんだから、今夜は宮崎に入っていたいな・・・
よし、ここだっ!
直感で電話したのは、南日向の「鮎の是則(これのり)」さん
http://www.kanko-miyazaki.jp/sys/search/detail.php?id=3865
素泊まり\3,000
予約取れました〜♪
でだ、宿の人が言うには3時間くらいでつくらしい。
・・・でもね、番ちゃんはそう甘くない(?)
もう17時近いから、さすがに最東端は諦めて南下する事にしたんだけど、
佐伯の市街地に入り込んだら抜け出せなくなった(TωT)
パチンコ屋さんの駐車場に入って道を聞くも、
目印になるモノがなくて、よくわからない。
しまいにゃ、コンビニにたむろしてる小・中学生ら(?)に聞くが、
車を運転する事がないからこちらも説明がいまいちわからない。
うん、子供に聞いたらいけませんね(T-T)
でも、すごく一生懸命に地図を囲んでみんなで現在地を探してくれる。
もういいですとは言えなくなってしゃがみ込んで説明を聞く。
「気をつけてください、がんばって〜!」
子供達に励まされ、見送ってもらう。
さて、宿まで頑張るぞいっ!

このまま順調に走れば、遅くても20時頃には着けるはず・・・
まだ自分が道間違ってるの気がついてないから、余裕で写真撮影(涙)

もう日が暮れますねぇ 見知らぬ港

ここからが、地獄でした。
あっという間に日が暮れた(悲)
そひて道に迷う・・・もうどこをどう走ったのか・・・
くねくね道でガードレールもなく、
一歩間違えば海にドボンな道をひたすら走る。
きっと昼間だったら最高だったろうに・・・
前後に車はいない、対向車すら来ない。
ここはどこ?
怖いよ〜(TдT)
しばらくすると、後ろから車が!
ここは止まって、先に行ってもらおう!
一本道なので必死に後を着いて行く。
なんだか今度は林道っぽくなってきた。
どんどん登る、道は狭くなる一方。
この道は大きな道に出る事ができるのか?
前の車はやけに飛ばす。
待ってくり〜〜っ!
・・・見えなくなった。
チ〜ン!(ご愁傷様)
戻った方がいいのか?(軽くめまい)
でも、車が走って行ったのだから、このまま行ってみよう(血涙)
真っ暗な闇の中、
私のバイクのライト目掛けて、山中の虫という虫が飛んでくる・・・
虫嫌いな私は心の中で叫ぶ。
「いっそ殺してくれ〜」(笑)
神風のように突っ込んでくる虫の中に見えるかすかな光・・・。
はうっ!もしやアレは・・・信号!
大きな道に出れた!
神は見捨てなかった(←大げさ)
「ほっ」(←安堵のため息)
やっと対向車もあって、一安心。
そして、道の駅(北浦)を発見!でも閉まってる。
ガソリンもそろそろヤバい。
おもわず反対方面から来た車の人に「スタンドはありましたか?」って聞いた。
「15分も走れば延岡の街に出るから、きっとまだ開いてるよ」
あぁ、良かった・・・
何時だ?げっ!もう21時だ・・・
国道10号線に合流すると、 さっきの虫地獄からは信じられないくらい明るい世界だった。

九州の道に詳しい人は、ここでお分かりだろう・・・
そう、トトロのバス停(国道326号線@日向街道)をそのまま南下していれば、
この国道10号線に合流。
4時間は早くこの場所に着けていたのである(ゴフっ)←吐血
私はとてつもなく遠回りをして、この地に到着した訳です(笑)

さて、スタンドで給油してもらうと店員さんがニッコリ顔で
「いや〜懐かしいなぁ」
「えっ、どこかでお会いしましたっけ?」(←心の中)
「自分、以前に神奈川に住んでいたんです」
「どちらだったんですか?」
「相模原です」
「そうだったんですか〜」←渾身の笑顔(でも虫だらけ)
「今日はどこまで?」
「南日向に泊まります」
「もう少しですよ、がんばって!」
「ありがとうございます!」

宿に着くと、ご主人が遅い時間にもかかわらずお出迎えしてくれた。
「解りづらかったでしょ?無事に着けてよかった」
「今日は一部屋だけ空いてたんですよ」
部屋を案内してくれた女性が、
「今ならお風呂すぐ入れますよ」
(@'ω'@)ん?意味がわからなかった。
荷物をほどいて、すぐにお風呂に行くと謎が解けた。
あ、お風呂が一つ・・・混浴じゃん(笑)
二人ほど、ご婦人が入っていたので、
今は女性タイムって事か♪

今日はよく走った・・・
朝から晩まで・・・
「パタっ」←気絶(笑)