■ 7日目(5月3日) 【晴れ】
■ 八代〜高千穂〜阿蘇泊


今朝も良い天気だ♪
バイク仲間(ハーレー君)と高千穂で合流する事になった。
とはいえ、マイ・マイ・マイペースなのであった。
まずは、宿の目の前のコンビニで缶コーヒーをグビグビ♪
すると店員さん、どうやら根っからのバイク好きのよう!
私の珍しいバイクが気になったようで、店から出てきました(笑)
どうぞどうぞ、見てやってください♪
「95年に出たCB400SFのバージョンRです」
「当時不人気で台数が少ない、レアなバイクです(笑)」
「へ〜!そうなんだ」
と、そこへスゴい人が登場!!
なんと自転車で全国を旅してるという年配の方!
荷物を大型トラックのように、別の台車で牽引している。
「うぁ〜!スゴいですねぇ」
早朝から、大盛り上がりでした♪

そして次は、宿の裏のスタンドで給油。
店員さんは若い頃関東在住。
バイクにも乗っていたそうで私の地元にとても詳しかった。
「熊本で、西湘バイパス知ってる人に会えるなんてビックリですよ!」
ここでも、世間は狭いなぁと感じる事しきり。

泊まった宿

「これからどちらへ?」
「高千穂に行こうと思ってます」
「3号線から443号線で行こうと思っているんですが」
「あ〜、443より、もう少し3号走って218号線で行った方が良いよ」
「えっと、3号出るには真っ直ぐでいいんでしょうか?」(;´Д`)
・・・わかりやすい地図を描いてもらいました。
さすが、地元の人は良い道を知ってる♪
高速降りてから本当は、こんなに簡単にここに辿り着けたのか・・・
九州道と平行する3号線を北に走り出す。
結構、交通量が多い。
やがて218号線の表示が出てきて右折。
すると一気に交通量が減る。
走りやすい道を教えてもらえてよかった♪
しばらく走っていると目に付く「馬刺し」の看板・・・
「あっ、またある。ここら辺では名物なのかなぁ・・・」
すると、目の前に石の大きな橋が見える。
なんだろう、止まってみた。「霊台橋」って書いてある。

ずいぶん立派な橋だなぁ〜
と、ここでメロンパンをモグモグ♪ &一服(゜Д゜)y─┛〜〜
はぁ〜本当に良い天気だ!こりゃぁ〜日に焼けるなぁ。
さて、のんびりしてられないから行くとしますか。
218をひたすら真っ直ぐ行くと、通潤橋の表示を発見!
あっ、ここは!りーまんさんお勧めスポットだ!
ちょっと覗いて行こう♪

おっ!何かやってるぞ
・・・の、つもりだったんだけど(汗)
放水の時間がもうすぐだという。
どうしても見たい♪
キタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!!

キタ━━━━ヽ(゜∀゜ )ノ━━━━!!!!

だんだん近づく この辺にくると 顔面シャワー(笑)

キタ━━━゜+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゜━━━ ッ !!!

キタ━━━━ヽ(。゜д゜≡゜д゜。)ノ━━━━!!!

ぐ、偶然です(笑)

写真を見ておわかりのよう、
私は興奮のあまり、橋の上までダッシュで駆け上ってしまいました(爆)
こんな光景は初めて見たよ!
もうヌレヌレになって大はしゃぎ♪
涼しくって、楽すぃ〜♪
Σ(゜д゜lll)あっ!と我に帰ると待ち合わせ時間(大汗)
あわわ・・・どうしよう。
あとどのくらいで高千穂に着けるんだろう・・・
とりあえず、急いで出発した。
走り出す事30分くらい、クラクションでキョロキョロすると 見覚えのある顔を発見!
通潤橋にいる事は知らせておいたので、向かってきてくれたようだ。
が、私はどうしても高千穂に行ってみたかったので、
既に高千穂を見てきたハーレー君に通潤橋のその日最後の放水見学を薦めて、
再度待ち合わせをする事にした。
「ばいば〜い!」
すっかり、ワガママ大王になっていた。

迷わないわけがない(TдT)
ためらいもなく、山の方に来てしまった。
あれ?ここって高千穂じゃないの?

どうも違うっぽいなァ・・・

やけになって写真パシャパシャ(笑)
近くにいた、お弁当を広げてる家族連れの人に尋ねる。
「あの〜高千穂ってボート乗る所はどこですか?」←薄っぺらな知識
「ず〜っと下の方だよ、私達も最初そっちに行ったんだけど」
「混んじゃってて、こっちに来たんだよ」
「ありがとうございます」
下ってどこだ?とりあえず下る。
よく見ればちゃんと表示があった。
こっちか・・・
駐車場がある。ここに止めて歩くのかな?
係りの人に聞いてみた、するとバイクは一番下まで行けるからと言われた。
一番下?どこだ?
そろ〜り細い道を下っていく。
げっ!結構急なカーブだ、うひゃ〜(TдT)
一番下と思われる所に、バイクがいっぱい止まってる。
うわ〜混んでいる。置けるかなァ?
ジャリだし、うげ〜っ!
なんだか人がいっぱい、どこがどこやら?
人の流れにくっついて行くと、雑誌で見た光景が見えた。
あっ、ボート乗ってる♪
へ〜綺麗な川だなぁ。

な〜んだ、これだけかぁ。
人がいっぱいでイヤだからもう帰ろうっと(←全然、高千穂がわかっていない)
駐車場で支度していると、なんとハーレー君が来た。
「遅いから心配で来たよ」
「ごめんなさい、迷っちゃって・・・」
「よし、じゃあ阿蘇に行くよ」
「うん」
この駐車場を出るには、
崩れかけたゴツゴツのコンクリの上を (まして坂になっている)通らなくていけなかった。
・・・慎重に上る角度と方向を検討する。
ハーレー君はあっという間に上って行った。
よし、このコースで一気に上がろう。
アクセルを開けて一気に上りかけた瞬間、正面に親子連れの姿。
まして子供は勢いよく走ってくる!
「あっ、危ない!」ブレーキをかけた瞬間はまだ上がりきってなかった。
「ガッシャーン!」
イタタタ・・・(←当然のごとくバイクの下敷き)
とりあえず、子供は無事だった。
母親が逃げるように、子供の手を引っ張って去って行く。
まわりに居た人達が、駆け寄ってきてバイクを起こしてくれた。
「大丈夫?怪我はないっ?」
「う〜、立てるんでなんとか大丈夫です」(T-T)
「バイクは?」
「大丈夫です」←見てもいない(笑)
「あっ!ステップ折れてるよ!!」
Σ(゜д゜lll)ガーン!「ま、マジですか?」
「当たり所が悪かったなぁ・・・」

_| ̄|○ ズドーーーン!(←奈落の底)

どうしよう・・・右のステップが・・・
ボッキ・・・
いや、ボッキリ・・・・。

そこへ、ハーレー君が戻って来た。
「大丈夫か?怪我はない?」
「う、うん」(TωT)←放心状態
「やっちゃったなぁ〜」
「う、うん」(TωT)←真っ白

  微かな意識
     ↓
「あぁ、私の旅は高千穂で終わったのね・・・」
「さようなら、九州・・・」

「エンジンはかかるな」
「なんとかなるだろ」
えっ?なんとかなっちゃう?
どうするの?
ハーレー君は、タンデムのステップを外して代わりに付けてくれた。
おお!スゴい!パチパチ!
一人だったら、どうする事もできなかっただろう。
本当にこの事は勉強になりました。
足位置が怪しいけど、なんとかブレーキもかけられるので走り始めた。
ハーレー君が来てくれて本当に助かった。
が、すっかり気が動転しているようでついて行くのがやっと。
どこをどう走ったか景色もよく覚えていない。
テンションもサゲサゲで、ハーレー君には申し訳なかった。

大観峰
この高台で宿を探す。
今夜はこの近くの「阿蘇YH」に決定!
女性1名だから、なんとか泊まれた。
素泊まり\2,450

お風呂は近くの温泉「夢の湯」(\400)を薦められた。
日が暮れる前にハーレー君の泊まるキャンプ場に テントを張るお手伝いに行った。
「坊中キャンプ場」初めて潜入するキャンプ場でキョロ(゜Д゜≡゜Д゜)キョロ
すっかり、盛り上がった人達がいる。
焚き火も楽しそう。
へ〜へ〜面白そうだなぁ♪

そして私が泊まるYHで受けつけを済ませた後、ご飯とお風呂に一緒に出かけた。
夕飯後に話が盛り上がったがYHの門限もあり、
私はダッシュで帰らなければなのでお風呂屋さんの入り口でバイバイした。
髪も乾かさず、メットをかぶってダッシュで帰ると部屋の何人かはもう寝ている。

物音に気をつけて寝床を作る。
困った事にコンセントが無い(T-T)
携帯の充電もそろそろ危ないのに・・・
部屋の中にライダーらしき人が二人。
でも部屋ではしゃべる事も出来ず(TдT)
一服したくて外に行こうとすると、大勢のよその国の方々が食堂(?)にいる。
オーナーさんが、
どうぞ中でタバコOKですよ。入って交流の場にしてと言う。
英語出来ましぇ〜ん(・ω・ノ)ノ!
あっ、同じ部屋の人だ、ライダーさんみたいだしお話してみよう♪
ここでまた一人、 とっても素敵でカッコいい女性ライダーさんに出会えたのだった。
が、意外と消灯時間は早く、部屋の明かりも消されるのだった。
青タン2個目か・・・痛いなぁ
「パタッ」←意識不明